トキメキとマンネリ

「最近、トキメキがないんだよね。」

それはカップルだったり、同棲中の相手だったり。
お違いの気持ちが通じ合い、こ慣れてくるとゼロに近づいてくるトキメキ指数。

それをマンネリ状態という

初めて手を繋いだ、初めてチューしちゃった、初めて抱き合った…
「初めて」のトキメキは爆発的。

しかし、「初めて」の威力は爆発したあと、どんどん消えていき見えなくなる。
花火みたい。



ドキドキが減り、身だしなみにさほど気にしなくなり、一緒の部屋にいても無言だったり
平気で裸でウロウロし、それを見ても心臓がバクバクしたりはしない



あれ?こりゃ我が家ではないか

トキメキの正体は一体なんなんだろう?

待ち合わせしてデートした
着ている服がすごく似合ってた
昨日あったことを話してくれて面白かった

すべてが新鮮で、わたしの知らないことを運んできてくれた。
知らないことはワクワクする、ドキドキする。

でもいつかからか、その鮮度は失われていって、知ってることばかりになった。

あなたに飽きたんじゃない
あなたと工夫して過ごせない自分に飽きた

トキメキの正体は、自分が、自分で作り出した花火
ふたりでドカンと打ち上げたのに、消えてなくなっちゃった

わたしの欲しいものをくれて
わたしの知らないことを教えてくれて
わたしの知らないわたしを連れてきてくれた

わたしの欲しいものをくれない
わたしの知らないことはもうない
わたしの知らないわたしはもういない


実は、あなたのためじゃなくて
矢印が全部自分にむかっていたりして。

恋が終わるのは、お互いで新しいものを生み出して
育てていけなくなったことを自覚したからなのかもしれない

そこがパートナーシップとは違うところで。

「あなたが好き」というトキメキのタネを土に埋めて
面白さはそこから。

今日はどんなことがあったかな?
体調はいいかな?
なにが食べたいかな?
よく眠れたかな?

いつしか、矢印があなたに向いていた

一緒にやっていくぞって決めたら法律婚でも事実婚でも
わたしは「土」が暮らしであってほしい。

暮らしとは、実に地味なもんであって
排水溝に髪つまるし
トイレは掃除しないとだし
洗濯ものはたまるし

その地味なものをせっせせっせとふたりでやっている

トキメキのかわりに、もっと心を支えるしっかりとしたものが
育ってきた。大切に守っていきたいもの・・・

地味なものを、まいにちふたりで守ることは
「あなたを信じるという、わたしの覚悟を決める」ことだった

地味なものを、まいにちふたりで守ることは
あなたを尊敬する気持ちを育てることでもあった

尊敬と信頼は、ふたりで土を耕して、種を蒔いて、
長い間見守って育てるものなんだね

だからか、おじいちゃんとおばあちゃんが寄り添って
手をつないで歩いてたりすると、長い年月をかけてふたりしかわからない
愛情を垣間見た気がして、わたしは時をためる凄さを思い知るのだった。

したっけね!(*´︶`*)ノ”

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