一人前の意味を調べたら「成人としての資格や能力あること」・・・
あるのか?わたし!
一人前ってなんだ?
一人前を調べてみた。
むかしむかし、まだ農業が主だった村社会では、ある一定の労働の標準量というのが定められていたらしい。
田おこし、田植え、草取り、稲刈り…それぞれこれだけできたら一人前。
認められると、婚姻することが許されたり、収穫物や賃金が人並みにもらうことができた…
なるほど、つまり一人前と評価されるってことは、
第三者から「アナタ、大人として資格あり!公認するよ!」と認められたことを意味するんだね。
一人前にならないと、婚姻できない。てことは、婚姻してるってことは一人前。
その名残で「結婚しないと一人前になれないゾ」などと意味不明なことを言う方がおられたのですね!
結婚したわたしはオトナになったのか
新婚の同僚が朝から吠えていたのです。
「靴下をネットにいれてから洗うのに、ダンナがいっつも丸まったまま出すの!
伸ばしてから入れなきゃいけないじゃん!何回も言ってるのにぃいぃぃ‼︎!」
丸まった靴下のことなんかより「ネットにいれて洗う」にオトナを感じてしまった。
靴下を・ネットに・入れる!
考えたこともなかった。靴下なんか、まあ丸まってたら伸ばすけど
せんたっきにテキトーにポイだよ。
たぶん、丸まってても洗えてるとすら思ってるよ。
ちゃんと伸ばす私、さすがA型几帳面くらいに思ってたよ。
年下の彼女にはそんな真実は言えず、家に帰ったのです。
すると、おやまあ丸まった靴下あったあった。これが噂の丸まった靴下だわ。
ひょいと拾い上げると…
わたしのやないかい。
しっかし、なんちゅー汚い部屋じゃ。
丸まった靴下が浮かない、むしろ馴染んだ汚さだわ。
オトナふたり暮らしなのに、いったいなんでこんなグチャグチャになるのか?
ちょっと写真に撮ってじっくり見てみた。
ちなみに遊び散らかした土日明けの月曜の部屋である。
テーブルの上にiPad、朝ごはんの食器置きっぱなし、なぞの封筒
転がったドライヤーと除光液と封を買ったばかりの開けてないクレンジング
キャンプに使った手袋とバッグと服
脱ぎ散らかしたパジャマ、ガウン、ニットの帽子
リッツとキットカットのゴミ(しょっぱいのと甘いの食べたいよね♪)
買ったばかりの長袖の服が入ってたビニール
ノートと定規と財布
読み散らかした本
スーパーのレジ袋・・・
バカッ!
オトナってなに?
結婚しても、一人前にならなかった私
結論。
結婚しても噂の「一人前」にはなりませんでした。わたしの場合。
わたしとオットが同じ屋根の下で暮らしているだけでした。
わたしはわたしのまま
オットはオットのまま
そもそも、結婚にそんな威力はないのです。
「結婚したらもしかしたら変わるかも」という、よくある淡い期待も同じ。
期待してる側が、その期待に沿うような変化はないと考えた方が、
真正面から相手を受け止めることになるんじゃないかなあ。
だいたい、勝手に抱く期待って、自分の都合に合わせたものだしね!(昔の自分へ 笑)
もし変化があったとしたら、なにか思うことがあって本人が変わろうという意思を自ら持った時のみ。
物事を自分で考え、自分の意思で決定して、自由に生きる。
その責任をきちんと負う覚悟がある。
これを私の「一人前」の定義としました。
社会的に成功していなくても
誰かに認められなくても
結婚しても、してなくても
誰かが期待する、オトナにならなくてもいい
靴下が丸まっててもいい
自分で責任をとるっていうことは
誰のせいにもしないってことだから
わたしがわたしのために決めた「一人前」
心に据えて生きるぞ。
あなたの「一人前」はどんなかな?
したっけね!(*´︶`*)ノ”
コメント