わかっているようで、わかっていないこと

自分の知らない、自分の作りしモノが見つかったぁ!

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コツコツと積み上げていたモノ

たしか2〜3年前のある日、それは見つかったのだった。

いつもの内科の先生が明るく
「胆石だったのかぁ〜!」

年に1回くらい、夜も眠れぬ胃の痛みに耐えかねて近所の内科に行くことがあった。
頻度が低すぎだし、逆流性食道炎だの、ストレスだのを疑われつつ薬で誤魔化していたのだが
ちょっと超音波やってみようということになって、見つかったのが胆石。

石と名前にあるとおり、胆のうの中にできる石だそうで。
宝の石=宝石  
胆のうの石=胆石


い、い、いらんな…?



センセは長年胃だと思ってたら、まさかの胆のうだったということで
原因がハッキリわかったことが何より良かった良かったという塩梅であった。

そんで、まあそのコツコツと育ててきたわたしの石なんですが
この世で一番好きな食べ物「ホワイトソースゴリゴリのドリア」さえ
食べなければ、激しく痛むことはなく、静かにそこにあるのだった。


勢いよく始めるくせに、飽きっぽくて
ダイエットも筋トレも朝活も続かないくせに
まさかコツコツと日々石を育てていたなんてね!
自分のことは自分でわからないというけど…実感納得。

そんで、ついこの前、サボっていた定期検診に行ったの。

「ん〜…この石の横にあるポリープなんだけどねえ…広基性なのがちょっと気になるね…」
「コウキセイ…?」
「根っこが胆のうの壁に張り付くように広いでしょう?
 手術でとったほうが良いと思うので紹介状書くから大きいところで検査しましょう…」

石もポリープも育てていたのか…。

コウキセイ…

家でググると、「胆のうガン」を疑う記事がたくさんでてきた。

胆のうガンは見つかった時には遅く予後不良…などと
書いてあるものもあった。

ちょっと自分の入っている医療保険とガン保険の資料もさらっと見てみる。
オホッ!そこそこお金おりるじゃん♪

医療費の限度額と食事やらなんやら差し引いてもちょっとはプラス?
と煩悩丸出しなのだった。

死を考えること、生きることを考えること

予後不良か…
「人生、いつ終わるかわからん」と、いつも思ってるけど。

「死」に立ち会ったことがないわけではないとはいえ
実際に自分の身で体感したことはない。(車に3回轢かれてるけど)

戦時中、食べ物がなくて腹が減って腹が減って
雪深い畑を素手で掘って、やっと手に入れたジャガイモを食べて
飢えを凌いだ人の、食べ物へのありがたみを
わたしが同じように感じることはできないように

死の淵に立ったことのないわたしには
「命はいつか終わること」について、わかってるようでわかってないのかな。


「わかってるようで、わかってない」
こんなに生きててもわかってるようでわかっていないのね。


オットの手をにぎって、「いつもありがとな、大好きだぬ」と伝えた。
オットも、「俺も大好きだぬ」と言った。


さて、紹介状を持って、専門のでっかい病院に行ったわたし。


「これはね、ポリープじゃないよ〜」


ええ〜っ!?

ポリープからの人生から、死から、生きるから、いろいろ考えたのに。

なんだいなんだい!
待ち時間3時間。診察1時間。よろよろ。



お会計8000円!ひいい!
ついこの前の超音波も合わせたら13000円ブッとんだよ!




健康が一番安上がりってかあ〜!
健康。これがあたりまえすぎて失ってから気づく。
「わかってるようでわかってない」ってやつか。

したっけね!(*´︶`*)ノ”

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