小さな火に思うこと

オイルランタン
目次

しあわせのカタチはひとそれぞれ

オットがホクホクで仕事から帰ってきた。

ホームセンターで、小さなオイルランタンが半額で売ってたそうで
ビビッと一目惚れして買ってしまったらしい。

火をつけるときにさっそく失敗し、ガラスを焦がすヤツ。
映えないじゃないか!と言いながら撮った写真。


部屋を暗くして、小さな炎をふたりでジッと見ていた。

オレンジ色の優しい光が部屋を照らす。

「キレイねえ・・・」
「コーヒー淹れて飲もうか」
「素敵だねえ」

今日あったどうってことのないことをお互いに話す。
人に話すほどのことでもないこと。

インスタやブログでわたしたちの暮らしを読んだ人から
「結婚する気はなかったけど、ふたりのような結婚ならしたいと思った」
と言ってくれる人がいる。


うちらの結婚がどんなふうに映っているか、人それぞれだと思うけれど

・自由で身軽、気軽で
・自分らしく
・相手を好きな自分のことも好きで
・お互いを信じ、愛があること

わたしが大切にしてることを、共感してくれている部分はあるのかなあと思う。

小さな火を見て「キレイだねえ」って、
一緒にコーヒーを飲みながらうっとりできる

わたしは、そんなささやかなことを「しあわせだね」と
一緒に感じれる人と、ふたりで暮らしたかった。


結婚してしあわせになるぞ、という意気込みはなかった。

わたしたちは、結婚を約束せずに暮らし始めた。
「結婚」は後からついてきたカタチだった。

まだ恋人になって1年くらいだったときのこと。
オットの兄貴が建てた一軒家があったんだけど、転勤で住めなくなって
売ることになったので、「結婚するなら安く売るよ」と言ってくれたことがあった。


いま思えば破格の安さだったんだけど、
お互い結婚を考えてなかったから、あっさり断った。



家が安く買えるから、周りがうるさいから、世間的に、とか
自分のアタマで考えた、感じた、そういうものを無視して
他人や環境のレールに乗って決めていたら、今のふたりはなかったと思う。

自分の好きな食べものを食べたり、好きな服を着たり
行きたい場所に行ったり、会いたい人に会ったり

そういう自分の心が動くものに素直に好きだって言えることって
すごい大切だと思う。

逆に「いやだ、嫌いだ」ってことも同じくらい大切。

自分がいったいどんなことに、なにを感じるか。
なにが好きで何が嫌いか。
どんなことがやりたくて、どんなことがやりたくないか。

そうやって、自分を研究していくうちに自分がなにを欲しているのか
少しずつわかってくる。



仕事が命なら仕事に全力を注いでもいい
ひとりでいることがいちばん安らぐなら、それがいちばん良い
結婚したくなかったら、する気がないって言っちゃっていい
子どもを持ちたくないなら、産まなくてもいい

自分で考えて、心が感じたことを絶対無視しない。
根拠がない自信を大切にする。
他人まかせにしない。

好きな人とふたりでしあわせに暮らす。


文章にしたらたった1行のこの希望は
泣いたり笑ったり、つらい別れがあったり、いろんな壁にぶち当たって
どんなときでも自分はどう考えるのか、感じるのか、自分に聞いてきたから
自分が望むしあわせのカタチになったのかなって思う。


特別でもなんでもない、わたしたちの暮らし。

ただ、自分が考える・感じたことを、お互いにたくさんたくさん話した。
お互いが望む生き方を目指して、同じ方向を見て歩いていけると信じた。

そのためには自分を知る必要があった。



人生にムダはないってほんとだね。
ムダと思ったら、後からちゃんと役にたってるんだから。

したっけね(*´︶`*)ノ”!\





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