暮らしはクリエイティブだ！

ふたりで暮らすなら。暮らしはふたりで創るもの。

人はひとりひとり、それぞれが個性を持つように、暮らしも100人いたら100通り。
100の個性がありますね。生活とは「生きる活動」。生まれてから老いて死ぬまで、わたしたちは「生きる活動」つまり暮らしの中にすべての人生が詰まっていると思うのです。

人生は暮らし。暮らしは人生。

どこかで生まれ、育ち、ある日出会ってふたりで暮らし始めたら、お互いの「生きる活動」の個性がぶつかりあうのも、これまた自然のような気がします。

さて、ぬんぬんとオット。暮らし始めて早10年（くらい？）←スタートがもはや記憶おぼろげ
毎日平和に、しょーもないことでウフフアハハしています。夫婦ふたり暮らし。
これといって、もめることはないのです。

さてなんでなんだろう。

それは「暮らしを誰のマネもしていないから」なのではないか？

ふたりがお互いに持ち合わせた「生きる活動の個性」という材料を目の前に、さてどうやって料理しようか！

それが「ふたりで暮らしを創る」のスタートだと思うんです。

創造的で独創的。まるで芸術でもやるかのように。
ふたりの「生きる活動」をクリエイティブするのです。

なので、カッコつけは入りません。
洗濯もの畳むの超だいっきらいなのに、畳むのはフツーだよねみたいな無理をしてると
個性を壊しているし、「フツー」とかは要らんのです。だってクリエイティブすんだから。

「オトナたるもの」だの「世間的に」だの「いい歳して」だの「女だから」だの「男だから」だの
「妻だから」だの「夫だからだの」・・・

そんなもんは要らんのです。ふたり暮らしのクリエイティブには。

わたし、とにもかくにもご飯のあとの食器洗いがめっちゃめんどくさいんですよ・・・
うまくいくときは、ごはんの出来上がりとともに片付いてることもだるんだけど、
ハンバーグと付け合わせとスープとか、工程が多くてあれやこれや作ったりするともうごちゃごちゃ。

もう、ふたりともやりたくないんですよ。食器洗い。
そういうときは、こうです。

「食器洗い係と、すすぎ係の方〜！集合してくだーーーい！」

これです。自分も現場（台所）に集合してないのに。
しかし、なんとなく集合する空気になります。あら不思議。
そしてふたりで洗ってすすぐのです。

オットは炭酸が好きなので、コーラとか三ツ矢サイダー買うんだけど、わたしのキャップの閉め方がとにかく甘いんですね。

クリエイティブな気持ちがない言い方はこうです。
「なんでキチッと最後までしめねえんだよ。炭酸抜けるべ。何回も言ってんじゃん！」


オットはこう言います。
オット「どうやらウチには炭酸ジュースの炭酸を抜くタイプの妖精さんがおる。キャップをちょっとだけあけたまま去っていくぬんなあ」

ぬんぬん「ほう！！そいつぁかわいい！」
オット「妖精さんあけれないように、かたーーーーく閉めたろ」ぎゅむむむむ・・・・

これがほんとにカタく閉めてあって、開ける時「かてーな！くそがぁ！」とか言いながら開けるんだけど、妖精さん（ぬんぬん）のせいだったってことを思い出して案外ちゃんと閉めたりして。

マキタのコードレスの掃除機は壁のフックにぶら下げて収納してるんだけど、オットが使うとたまに床に転がったまんまになってるときがあるんですね。


クリエイティブな気持ちがない言い方はこうです。
「ちょっと！使ったらちゃんとしまってってば」

「ちょっと！」も「てば」もつまらん。

ぬんぬん「掃除機元に戻さないヤツ、みっけたら死刑にしたろ」
オット「ほう、そんなやつが・・・けしからん」←とかいいながら元に戻す
ぬんぬん「犯人は現場に戻るというが、おまえか？」
オット「疑わしきは罰せず、やで」
ぬんぬん「おまえやーーーー！」


どうでしょう。しょーもない。
しょーもないんだけど、成功率100％じゃないけど、言いたいことは言ってるし、ちょっと直ったりする。

お笑い芸人さんって、日常のあるあるとか、よく知ってる簡単な日本語の言い回しでめっちゃ笑わせてくれますよね。まさにクリエイティブ。


どうせ一緒に暮らすなら、唯一無二、オリジナルのふたりの暮らし。
完成形なんてない。変わらないものはない。変わらないために変わるんだ。
そのためにいろんな工夫をするんだ。ふたりで。

自分のプライドばっかり大事にしてたら、ふたりで創れない。
「わたしは正しい、あんたがありえん」ってお互いに言い合ってたら、創造も独創も生まれない。
お互いにもってる材料をコネコネ混ぜ合わせて創るんだ。

相手を言い負かしあって暮らしてたら、いつか「敵」になっちゃう。
敵になったらパートナーじゃない。

暮らしって主に「食って寝てうんこしてまた寝る」っていうことを心身ともに健康的にやるために、お風呂に入ってキレイにして、服を選んだり、洗濯したり、ごはんおいしくつくったり、働いたりするわけじゃないですか。

どうせそれを一生やるんなら、ふたりでカスタマイズして、おうちがイチバン！って言いたいなって、わたしは思うんです。

したっけね！(*´︶`*)ﾉ”