早起きのはなし

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時間に追われず、自分のペースを守りたい

ここ数年、早起きに関心がある。早起きしてる人のハナシは熱心に聞き、その関係の書籍を読むのも大好き。


熱望しているわりに、その成功率の低さよ。

確実に起きられるのは仕事が休みで、かつワクワクする予定がある日。
ガバッと起きて朝からルンルンしてるときがある。


これだよ、これ。毎日、ガバッと起きて爽やかな空気をまとった、ルンルンな自分に毎日会いたい。
・・・会えないんだなぁ〜これが。

30代前半までは夜ふかししても、次の日そこそこ動けるし、なんとも思わなかった。
でもここ数年は、もう夜ふかしなんかしたら次の日身体が全然使い物にならんのです。


休みの日なんか10時とかに起きたらもうずっとダラダラ。そして一日終わったりして・・・
床と並行にしかなりたくない気持ちと、そんな自分にムカついてくる夕方。



その点、早起きすると、なんだか時間がゆったり。
めんどくさいなあって思ってたはずのことに、やってみようと前向きになったり。その上サクサク進んだり。

早起きって、ただ早く起きたっていう事実だけのはずなのに、自分自身の意志で「起きる」っていう取り組みができたっていう心の満足感がもれなくついてくることが素晴らしい。

だから早起き系の本を読み漁っては希望に燃え、うまくいったら自分にうっとり。
うっとりの確率の低さよ。


とある本に、書いてあった言葉に「な、なるほど」と思う一文があった。

「早起きしたいのにできない人は、朝起きてやりたいことがないからです。」



うっ。そうかも。
だって、仕事行きたくないんだもん 笑

さて、そんなわたしですが、毎日早起きできた数ヶ月がありました。

それは、32歳のとき。北海道から遠く沖縄県の西表島で働いていたときです。

リゾートバイトっていうんだけど、寮で暮らしながら仕事をするんですが。

部屋は、ドアをあけたら、ちょっとした廊下にお風呂、すぐ台所、そして部屋が6畳。

シングルのベッドと、テレビだけのガラーンとした部屋に、小さい段ボールで運んだわたしの荷物。

そこで始まった生活は、ほんとうにシンプル。友達もいないし、家族もいない。

山道をてくてく30分歩いて職場へ。仕事が終わったら帰る。
帰ったら、1合炊きで炊いたご飯に、味噌汁と、納豆とか、もやしの卵炒めなどフライパン1つでできる簡単なおかずが一品。コンロが1口だからね。

で、風呂入って寝る。

テレビはもともと見ないから、つけない。邪魔だから押し入れにしまっちゃった。
スマホはWi-Fiないし、ほとんど見ない。

散らかるほど無いモノたち。
洗濯も、主に制服のポロシャツが3枚にハーフパンツが3枚。下着と靴下など少し。


カバっと起きたら、3秒で洗濯のカゴを持って、部屋を出て3階から1階に降りて共同の洗濯機で洗濯。
まだ朝5時前だから、みんな寝ててガラ空き。


で、お風呂にお湯ためて朝から好きな入浴剤入れて湯船に浸かっていたり。水道代がタダだったんだよね〜♪


休みの日は、マイシュノーケルで好きなだけ海で泳いでた。
12月だったから、地元の人も観光客もほとんどいなくて貸切状態。

起きたら、仕事。仕事はホテルの客室清掃。ただひたすらに掃除。
先輩、上司などの人間関係は希薄。個人プレー。

終わったら帰る・・・毎日この繰り返し。



すると、考えるべきことってほとんどなくて、やらなきゃいけないことも限られている。



こんなシンプルな生活、社会人になってから無かったと思う。

すると何が起こるかっていうと、びっくりするくらい目覚めが爽快なの‼︎

日中、仕事でしっかり動くのと、スマホをダラダラ見ないから、お布団に入ったらすぐに熟睡。

朝になったら、目覚ましで無理やり起きることもなく、スヌーズを激打することもなく。
もうちょっと2度寝・・・なんてこともなく。

完全回復。よく寝た感。目覚めた瞬間からスイッチが入る感!!


なぜ、こんな現象が起きたんだろう。

考えること・やることが多すぎる

島の生活のように、超シンプルに暮らせばいいんだろうけど、実際はなかなかそうもいかない。


数ヶ月と決まった期間ではない職場では、人間関係のストレスもあるし、個人プレーじゃないからある程度協調性も必要となると気を使うし。

いっつも納豆じゃイヤでおいしいもの食べたいから食材買い出し&支度やら、そうすると鍋だの食器だのいっぱい洗い物でるし。


洗濯だってTシャツ3枚なわけないし。仕事用の服はおしゃれ着洗いだし。

仕事行くためにメイクもちゃんとしたいし、髪もアイロンかけないと大変なことになってるし。

仕事で接客もあるので、めちゃくちゃムカつくこともあるし。家帰ってきたら体力的にっていうより、精神の消耗が激しくてグッタリだし。

部屋にあるもの全部、ダンボール1つにしまえる量のわけないし。捨てるか迷ってそのままとかあるし。

お風呂入ったらご満悦だってわかってるのに、入るの超めんどいし。
まつ毛リムーバーしなきゃだし、化粧水にクリームも塗るし・・・。

なんかよくわかんないけど、「テキトーなカッコで仕事行って帰って寝るだけ、それ以外は特になし」の島暮らしのようには絶対いかないのね。

シンプルに暮らせない一番の弊害だと思うことって、もうこれ。
「頭ん中がゴチャつく!」

ゴチャつくから、あれもこれも気になる。気になるのに片付かない。
ゴチャゴチャのまま寝るから、睡眠の質が悪くて朝はスカッとしない。

あたまにゴミが溜まる〜。精神が削れるのがいちばん疲れる〜。
せっかく家に帰ってオットといたら超回復するのに、外で邪気だらけになって帰ってくるから・・・。

しかし、わたしの島暮らしのようには「絶対いかない」となると、もうやれることはひとつ。

「なにかやめる」これに尽きる気がする。

あれもこれも全部片っ端からやるしかないと追い込むより、やめることをひとつ決める。

そこで、できそうなやめることを考えた。

・スマホだらだら(とくに寝る前の布団の中でいじらない)
・名のある料理にしなきゃというこだわり

とりあえず、ふたつ。だってあれもこれも「やめる」って、あれもこれも「やる」に匹敵するくらい難しいよ・・・。

できたら超褒める!
できなかったら「ドンマイ!」

この精神で、明日もやってみます。早起き。

ちなみに今日は失敗でした!笑

したっけね(*´︶`*)ノ”


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